Web制作会社にお任せしてなぜ失敗する?
プロに任せれば安心と思って失敗する典型的なパターン。
ホームページ(Webサイト)の制作すべてをプロに任せれば、失敗はないし、作り直しもないので、結果的にはコストも安く済み成功するように思えます。
Web制作会社にすべてお任せで成功するなら、Web制作会社が自社でホームページをたくさん作って大成功するはずです。
しかし、そんな会社はありません。
Web制作会社は、ホームページを制作することで利益を上げています。予算を明確にしなければ、その額は青天井です。
何のプロなのかよく考えて見ましょう。
必要のない設備と役立たずの店員
Web制作会社にすべてお任せすることは、コンサルティング会社に店舗の立ち上げをお任せするのに似ています。
予算も告げずに、コンサル会社の言いなりに店舗をつくると、あれもこれもと最新の設備や什器、外装、内装と一見、立派で非の打ち所のない店舗が出来上がります。
その分、予算は大幅にオーバーし必要のない最新の機能や設備がところ狭しと用意され、「しっかり活用して儲けてくださいね」ということになります。
もちろんしっかり活用できれば、それなりに効果があるかもしれませんが、その店舗の規模や人材に不釣り合いな設備であったなら、それらはただのオブジェのようなものです。
その結果、使われずに邪魔物扱いされる設備や、最新のシステムに満足して努力しない店員が生まれたりします。
コンサルティングという商売
コンサル会社というのは、様々な企業の成功例の平均値的なデータを持ってアドバイスしているだけで、その商売のプロではないのです。
また、専門性をアピールするためや様々な事例を経験するために新しい技術を勧めることもあります。
つまり、自分の利益のために仕事をしているのです。
Web制作会社の提案
Web制作会社は、その専門性をアピールすべく様々な提案をします。
特にWeb業界は次から次へと新しい技術やトレンドが生まれてくるので、話だけを聞くとどれも魅力的で、自社ホームページにとって明るい未来が開けてくるように思えます。
「詳細はわからないけど、プロが進めるんだから間違いはないだろう」と採用してしまうわけです。それは、中小企業では、ほとんど使えない機能や、そのホームページにとっては必要のない機能だということも十分にあり得ます。
箱物行政ならぬ箱物サイト
そのままでは、企画書と出来上がった形だけは、本当に立派なホームページなのですが、中身が何もないということになってしまいかねません。
制作会社は、読んで字のごとく制作で稼いでいる会社なのです。箱は作ったので後は自分で稼いでくださいね。ということです。
変更は別料金
表向き立派に出来たホームページは、素人の手には負えません。
そのため、もう少し使いやすいように変更を加えたいと思ったら、また別料金で制作会社に頼むしかなくなってしまうのです。
「お任せします」って。。。
中小企業の社長さんに多いのが「Webはよくわからないのでお任せします」というパターンです。
その場合、予算もあまりないということも多いです。そこには、予算も少ない中で無理を言っては申し訳ないという気持ちが入っていることもあるようです。
しかし、それは大きな間違いで、お任せということは、制作側が企画からすべてやらなければいけないので、本来なら何倍もの制作費がかかるのです。
お任せなのに完成後に変更
それでも、何とか完成にこぎつけると、今度は、「色を変えて欲しい」とか「レイアウトを変えて欲しい」など、すべてお任せと言ったはずなのに、いろいろと注文が出てきます。
それもサイト全体の修正が必要なデザイン部分に関することであることが多いのです。
それが本業である事業内容についてのことなら、十分に納得なのですが、素人であるデザインについての注文なのです。
いかにも”失敗するホームページを制作”する中小企業らしい注文です。
このような注文を出す会社は、だいたい初期段階から注文は見た目の話だけです。
だからこそ、制作会社も難しいサイトコンセプトの話などは避けて、見た目の派手な演出や新しい技術の話を持ち出して、クライアントに喜んでもらい、それに見合った料金をいただき、メデタシメデタシとなってしまうわけです。
事業の運営は自社で
当たり前のことですが、自社の事業(ホームページ)を他人に(制作会社)任せるなんてしてはいけません。
ホームページは、その会社にとっての一事業です。
事業として真剣に取り組むことが大切です。
詳しくは、「成功するホームページ制作」へ
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