成功体験を基にリニューアルしてなぜ失敗する?
早く(90年代)からWebサイトを独自に立ち上げて、ある程度の成功をした中小企業が陥りやすいパターンです。
当時は、Webサイトを持っているだけで、アドバンテージになる時代でした。それほど工夫も無く、ただホームページがあるというだけで、商品が売れたり、問い合わせがきたりする時代でした。
競合のライバル企業が少ないこと、消費者が珍しがって見ていたことなどがその理由です。
ところが現在では、どうでしょう。
ライバル企業は、無数に存在し、消費者は厳しい目を持ちました。
何の工夫も無く10年前と同じことをやっていたのでは、まったく相手にされなくなってしまうのです。
無策な出店
消費者の購買行動が異常だったバブルの頃は、出店するだけで商品が売れたわけですが、現在は、消費者の財布の紐はきつく締められ、そう簡単にものは売れません。
バブル時代の出店方法では、絶対に成功はないと言っても過言ではありません。
お金を掛ければいいってものじゃない
バブル時代には、広告にお金を掛けただけ物が売れたりもしましたが、今の消費者は、広告慣れしているのに加えて厳しい目を持っているため、一方的な広告をいくら垂れ流しても効果は上がりません。
結果、誰も人の来ない、何も商品が売れない店舗が出来上がってしまうわけです。
商品を展示するだけ・・・
90年代に、ホームページである程度売れた経験があると、デザインがきれいで、商品を展示しておけば売れるだろうと思ってしまいます。
今や商品があるだけのホームページは、インターネット上にいくらでもあります。
形だけのリニューアル
リニューアルしても、内容は変わらず、見た目だけをデザイナーに頼んできれいにデザインしてもらうというパターンです。
見た目だけが変わっても、商品の値段や質、サービスが変わらなければ、絶対に売上げは伸びません。
それどころか、今まで買ってくれていた人が、わかりづらくなって、逆に、買わなくなってしまうことも考えられます。
つまり、見た目だけのリニューアルならしない方がマシなのです。
知りたければ問い合わせしてくれる?
90年代にある程度の成功をしているホームページでは、詳しい情報は伏せておいて、問い合わせをしてもらおうという考えでいるところが多いです。
面倒なページ制作をしなくていいし、潜在ユーザーの情報(メールアドレスや連絡先など)を取れるということもあり、優れた方法のように思えます。
インターネット黎明期のホームページは、パンフレットサイトと言われる(会社概要のパンフレットをホームページにしただけの)何の工夫もないホームページが普通でした。
また、ブロードバンド環境も普及していなかったので、そんなに多くのホームページを訪れることもないので、それでも問い合わせがきたものです。
しかし、現在のインターネット上には、いくらでも類似のホームページがあり、ユーザーは、その中から安いもの、品質の良いものなどを選択するのが当たり前になってしまっているのです。
また、スピード化された情報社会では、問い合わせしてその返事を待つくらいなら、自分で調べた方が早いということになってしまいます。
つまり情報が載っていないホームページは、蚊帳の外ということです。
成功事例や過去の戦略は通用しない
インターネットとそのユーザーは、常に変化と進化をしています。
その状況をしっかり把握して、戦略的にホームページを運営する必要があります。
詳しくは、「成功するホームページ制作」へ
「成功するホームページ制作」は、現在準備中です。
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