SEO対策(検索エンジン最適化)をしてなぜ失敗する?
ネットや本のSEOテクニックを参考にして失敗するパターン。
ネット上には、SEO対策情報として、様々なテクニックが紹介されています。また情報商材などで極秘情報といって紹介されるテクニックもあります。
そんな情報を仕入れて、小手先のテクニックだけでSEO対策を行ってもそうそううまく行くものではありません。
素人に一番難しいのは、キーワードの選定。適切なキーワードを選定できなければ、求めるユーザーを集客することはできません。
事業の専門性が高まれば高まるほど、適切なキーワードの選定が難しくなる場合があります。検索ユーザー(素人)の気持ちになることができなくなってしまうからです。
また、間違ったキーワードで検索エンジンに上位表示されたとしても、まったく意味がありませんし、クリックしてくれたユーザーが満足できるホームページでなければ同じく意味がありません。
企業のホームページの目的は、単に検索エンジンで上位表示することではないのです。
企業のホームページでは、 適切なキーワードで上位表示され、商品販売、資料請求などの結果に結びつけることが大切なのです。
本で見たノウハウは正しい?
キーワードの選定が間違っていたり、テクニックだけのSEO対策を施したホームページを作ることは、話題の商業施設にまともな商品の無い店舗を出店するようなものです。
店舗設計の本を見て、立地や外装だけは立派で、商品は酷く、店員は無愛想な店舗ってどうでしょう?
人が入らない店舗
人通りの多い商店街に店舗を出すことは商売に有利ですが、扱う商品や店員の質が良くなければ商売は成り立ちません。
どんなに人通りがあっても、人が入らない店舗もよく見かけます。それはなぜでしょう?
それは店舗や商品に魅力がないからです。
どんなに良い場所に店舗を構えても、その店舗や商材に魅力がなければ、無駄に出店コストがかさむだけで何の利益も生みません。
それは、間違ったキーワード選定をしていたり、テクニックだけに走ったSEO対策をしたホームページと同じことです。
検索ユーザーの気持ち
検索エンジンを使って検索するユーザーにとって、その結果をクリックするかどうか、またそのホームページが満足できるものかどうかがSEOのポイントです。
検索サイトで、上位表示されなければ当然見てもらえる確立は低くなります。
しかし、上位表示されたとしても、間違ったキーワードで上位表示されていたり、例え適切なキーワードで上位表示されていても、クリックされなければ意味がないのです。
また、クリックされた後、そのホームページでユーザーが目的を達成(購入や申し込みなど)できなければ何の意味もなくなってしまいます。
スパムサイトの仲間入り
検索エンジンでの上位表示だけを目的として作られたサイトをスパムサイトと呼びます。
内容の薄い(ユーザーの望まない)サイトを上位表示することは、検索エンジンにとっても検索精度を競う上で致命的な欠点になってしまいます。
検索エンジンは常にそれらを監視し、アルゴリズムの変更などの対策を講じています。
キーワードの選定が間違っていたり、SEOテクニックに走ったホームページは、まさにこのスパムサイトの仲間入りをしてしまうことになります。
hタグやstrongタグの効果は?
Web制作のスクールでは、ある程度知識のある生徒に、「hタグやstrongタグのSEO効果は?」などと質問をされることが良くあります。
そんな時「優秀なデザイナーの考えるSEOはそこじゃないよ」と答えます。
SEOにとって重要なのは、そんな小手先のテクニックではなく、サイトの構成や構造などの根本的な問題だからです。
SEOは経営戦略
ユーザーをどのようにホームページに導くのか、そのユーザーに何を見せるのか、またどう満足してもらうのか、そしてどうやって目的を達成させるのか、そこまで考えるのがSEOです。
それはまさに経営戦略であり、店舗運営なのです。
SEOについては、「ユーザー視点のSEO対策」で詳しく解説します。
ユーザーの求めるものは?
まずは、ユーザーの求めるものを明確にし、それを提供するための戦略を立てることです。
それは、適切なキーワードを選定することであり、またホームページの運営方針を決めることなのです。
詳しくは、「成功するホームページ制作」へ
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