ホームページをかっこよく作って、なぜ失敗する?
Webに多少詳しくなってくると、はまりやすい失敗パターン。
ネットサーフィンしていて見つけたFlashやAjaxを使った"かっこいい"ホームページ。
それをサンプルに、同じようなものをオーダーして作るというもので、Web制作のプロならば似た感じのものを作ることはそれほど難しくないので、わりとイメージに近いホームページが出来上がります。
しかしこれは、表面的に担当者の好みに仕上がっただけで、内容のないかっこだけのホームページか、内容と見た目のミスマッチを起こし不自然なホームページになってしまいます。
キンキラキンの八百屋
Web上のかっこいいホームページを真似して作ることは、田舎の八百屋さんが改装時に都会のブランドショップを真似て作るようなものです。
ブランドショップは、そのブランドのコンセプトやイメージを元にショップを作ります。
冷蔵庫のない八百屋
田舎の八百屋さんがそのショップを真似することは、まったく場違いな外装や内装に加えて、野菜を売るための設備や保管場所もない八百屋としての機能を持たない店舗になってしまいます。
”かっこいい”って?
担当者が発注した通りの"かっこいい"ホームページが出来上がり、担当者は大満足。
しかしユーザーにとってそれが求めるものなのかというと???
"かっこいい"は、その人の感覚であり、他人がどう思うかはわかりません。
また派手な演出は、すぐに飽きられます。Flashなどで作ったホームページは素人には変更もできないため、同じ料金を支払って作り直すか、何年もそのままになってしまうか、どちらかの道をたどってしまいます。
目的のないホームページ
ホームページ(Webサイト)のデザインやサイト構造は、目的があってそうしているのです。
見た目だけ他のホームページ(Webサイト)を真似しても何の意味もありません。
企業のホームページ(Webサイト)は、企業の問題解決や次の一歩を踏み出すためのソリューションであるべきです。
だから言ったのに・・・
Web好きの変に知識のある社員が担当者になると、この手の事例が良くあります。
企業のホームページを「浜崎あゆみのホームページと同じような感じにしてください」なんて。もちろん筆者は丁寧にアドバイスしますが、どうしても聞かないんですね。「どうしてもそうしたい」って。
仕方なく希望通りに作り上げると今度は上司が出てきて「これじゃダメだ!企業イメージに合わない!」って。そうでしょうねぇ。だから言ったのに・・・
何をマネすればいいのか
マネすべきものは、見た目のデザイン(色や配置、動きなど)ではないのです。
そのサイトがなぜそうしているのかを理解し、自社サイトでは何をすべきなのかを学ぶことです。
詳しくは、「成功するホームページ制作」へ
「成功するホームページ制作」は、現在準備中です。
成功体験を基にリニューアル 「これからはWebだ!」と作る 社長の「鶴の一声」で作る かっこよく作る(このページ)
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